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地域環境の様子
   
宮城島ってどんなところ?

うるま市与那城は、沖縄本島中部東海岸に位置し、太平洋に突き出た与勝半島の北半分と4つの島々、藪地、平安座、宮城、伊計からなっている「あやはし」の町である。「あやはし」とは、「おもろさうし」の言葉で「美しい橋をあらわす「あやごはし」に由来している。この美しい海にかかる橋を「町民の心の架け橋」また、「子供たちの未来への夢の架け橋」として、さらには「世界への架け橋」として位置付けている。
 宮城島は、その島々の中で一番大きく、面積5.34キロ平方メートル、周囲12.24キロメートルで別称「タカハナリ」と呼ばれている。宮城島は、桃原区、上原区、宮城区、池味区の4区からなる。

 桃原区  世帯数120戸 人口308人
歴史的にも名高い長さ1kmの桃原坂がある。土地は狭いが肥沃なため平安座島や首里からの移住者が多い。主にサトウキビを栽培している。また、漁業においてはモズクや流し網、釣り船などで生計を立てている。
 上原区世帯数129戸 人口345人 
葉タバコやサトウキビを中心に紅イモ、野菜類が栽培されている。集落内には昔ながらの風景や自然が残されており、シヌグ堂遺跡や高嶺遺跡などがある。宮城島は、自然の涌き水があるので有名だが、特にヤンガーの泉は、水質、水量ともよく、1849年頃に作られ、沖縄の石造建築技術が優れていることを示している。また、平成14年には、1736年に上原村に流刑された平敷屋朝敏の妻の歌「高離れ節」の碑を顕彰する。
 宮城区世帯数113戸 人口256人 
ノロ殿内をはじめ宮城殿内をはじめ宮城御殿、拝所などがあり、集落の発祥地になっている。なだらかな起伏の傾斜地にあり坂道は多いが、集落を囲む緑豊かな手付かずの自然がいっぱい残っている。
 池味区 世帯数52戸 人口130人

大正5年に宮城集落から分離して、起伏の激しい丘陵地帯にある。池味漁港があり、漁船やつり船などで生計を立てている。
宮城島は、こうした自然環境に恵まれた中で、離島苦に行く手を阻まれながらも地域やPTAの教育熱や関心は高く、学校行事などには島ぐるみで協力し労を惜しまない。
しかしながら、職を求めて本島へ移住する人が増え、在籍も大幅に減少していき、生活基盤は主婦や老人が担い、農家の高齢化も進んでいる。